2013年7月
伊香保温泉
ある日の事、
「伊香保の松本楼の 若女将の紹介で来ました。 」 と おっしゃるお客様が
太田から いらっしゃいました。
「わざわざ 遠くから ありがとうございます 」 と 言いつつも
私の頭の中は、????? で 一杯。
「そちらのシェフは、普段 無口で おとなしい方なんですけど、 マリーポールさんの話になったら
東毛に住んでるんだったら、言った方がいい って 勧められて
」 と。
松本楼さんは、 行った事がないし・・・ 若女将も まったく面識ないし・・・
どこかのお店と お間違えでは??? と 思いつつ、松本楼HPを見てみた 。
そうしたら、ようやく謎が解けた
若女将は、松本楼が、経営している 別館に いつもいらして、そこの名前は 「洋風旅館 ぴのん」 だった
私が 短大を卒業して 初めて就職したのが 今は無き 「前橋東急イン」
そこで 同期入社した、フレンチの秋山さんと、中華の 山本さんが、今は その ぴのんで
それぞれ ゼネラルマネージャー や、 調理長として ご活躍されているところでした。
それなら、一度 御礼かたがた、ご挨拶に行かなくちゃ と言う事で、
連休に、 伊香保温泉へと 出発しました
特に 何のアポも取らず、 予約も 旧姓ではなかったので お二人とも たいそう驚かれた様子
( 狙い通り )
運悪く 若女将はご不在でしたが、 何十年か ぶりの 感動の再会 ( ) でした。
何はともあれ、 早速 食事を頂く事に
ぴのんさんは、 コースが フレンチ ・ 中華 ・ フュージョン (フレンチと中華の融合)と
3種 用意されていましたが、 どちらも 選べない私は フュージョン を 選択
まずは 【 前菜 】 地元野菜と 魚介のグレック 中華風
ほんのり酸味が効いていて
オードブルに ピッタリ
【 野菜料理 】 ふかひれ入り ロールきゃべつ
旦那さまは、生ビール を飲み終え
「利きワイン 」 とか言う、ロゼ・白・赤のセットに突入
【 魚料理 】 鯛の伊勢海老詰め ピリ辛ソース
ピリ辛ソースが、まさに 中華
私は、普通に 白ワインソースで食べたかったな・・・
【 肉料理 】 上州牛のコンソメ煮 赤ワイン風味の テンメンジャンソース
ビックリするくらい
お肉が 柔らかかったぁ~
パンか、ライスのチョイスで、ライスを選んだ 旦那さまには
お味噌汁と お新香が 付いてきました
【 デザート 】 ヌガーグラッセと クラフティー
コースのデザートではない
特別バージョンだったみたいです
ごちそうさまでした
旦那さまには 内緒ですが (バレちゃうか?) 東急イン時代、 秋山さんに 憧れていて
二十歳の頃の 内気だった私は、 緊張しちゃって 話も出来ない程でした。
でも、今回は ふつーに 目を見て 話せたかなぁ~ (メッチャ ワキ汗 かいたけど
)
25年以上たってるんだもの、 お互い 歳取ったって事ですかね~~~
フランス土産♪
シュマンドールのセンムさんの 同級生で 今現在 フランス在住の 星野さん。
私が フランスで修行していた時は、パリで待ち合わせして お勧めのレストランに
連れて行っていただいたり、 マリーポールを開店してからは、 フランス旅行する際には
ホテルやら レストラン
鉄道の切符
の手配まで、何かとお世話になっています。
そして、 里帰りされる際には、「何か 必要なものはないですかぁ~?」 と
いつも 気にかけてくださり、 私は そのご厚意に 甘えさせていただいてます
今回 2回目のリクエストとなったのは
毎日使う 口金です
Matfer (マトファー製) で、ポリカーボネイトで出来ているので
うっかり落とすと、先が欠けてしまい きれいに絞れなくなります。
日本でも手に入りますが、 確か1個¥980位したと思います (高っ
)
フランスでは、約¥300 位で買えるのに・・・
そしてもう1品
今回 初めてのリクエスト 「クスクス」です
こちらでは、500g で、 ¥520 くらいするのに フランスでは 1Kgで、2~3ユーロ (約 ¥260~¥390)なんですって (安っ
)
だからって、こんなにたくさん・・・
中粒・ 細粒・ インスタントの タブレ(クスクスサラダ) まで・・・ 計 4Kgですから、さぞかし 重かったでしょうに・・・
ありがとうございます。
これだけあれば、大好きな クスクス料理が 2年は食べられるぅ~ と ほくそ笑んでいましたが、
「 ん? 待てよ・・・ これを使って、ケーキは出来ないかな・・・
そうだ フランスには、 Gateaux du Riz (お米のお菓子) って、スーパーで普通に売ってたぞ ・・・
それの応用で、 お米の代わりに クスクスで 作れば いいんだぁ 」 な~んて、すばらしい アイデアが 浮かんじゃいました
しかし 私 その Gateaux du Riz ってやつ、 一度も食べた事が無いのに気付きました
「お米のお菓子だって・・・ キモッ 」 なんて 思ってて、買った事 無いじゃないかぁ~
後悔しました。 でも 想像で やってみるしかない
たぶん、パンプディング みたいなんだろう・・・と、 ふやかした クスクスと、 プリン液を合わせて
焼いてみました
型を抜いた瞬間 思わず 大笑い
旦那さまも 「魚卵系? かずのこプリンか?」 とか言うし
いやいや 食べると ビックリするくらい 美味しいよ と 期待して みんなで試食してみたものの・・・
全員が ビミョー な反応でした
やっぱり クスクスは、 料理でいただくのが 1番 と言うのが みんなの意見
私も、同感です
でも、 みんなが イヤだって言っても 懲りずに 実験君は やり続けますよ~
18周年・・・
いや~ 暑い日が続きますね
あまりにも早く 梅雨が明けたと思ったら いきなりの 猛暑
心の準備が出来てなかったので 少々 慌てました
ふと 気が付くと なんと 開店記念日を 過ぎていました
1995年 7月 9日 が オープン日でしたから、丸18年が 経ったわけです
こうしてここまでお店を続けて来れたのも ご来店くださる皆さまのお陰です
本当に ありがとうございます
開店と言えば・・・
お祝いに Mさまからいただいた 巨峰の木
お店の裏に ひっそりと たたずんでいます。
樹齢 18年とは思えないほど 幹は細くて 弱々しくて・・・
今まで植え替えてあげたこともないし、結構おおきな いも虫にたかられちゃう 可哀想な子です。
それでも、春になれば 新芽が出て 夏には 葉が生い茂り・・・
すごい生命力だなぁ と 毎年遠目に 感心していましたが ここ10年くらいは 実がなる事は ありませんでした。
ところが 今年は まだ緑の 巨峰の房が ぶら下がっているではないですかぁ
身しめて 受粉とか してあげてないから 身の付き方が不揃いだけど・・・
けなげでしょ?
これからは、もうちょっと かまってあげようって 反省しました
今年も あっという間に 折り返しですが、 これから 何かいい事がありそうな予感
そんな訳で、毎年恒例の 「巨峰のゼリー」 始めました。
丸くくり抜いたゼリーと 巨峰の身 デラウエアを脇役に 仕上げは キルシュ風味のシロップを 少々
我が家の巨峰は 使ってませんから どうぞ ご安心を
お中元 2
お酒も 進み パンも 2個完食して いよいよ お魚料理の登場です。
白身魚(平目だったっけ?)のヴァプール(だったかな?)ウニとブールブランソース
こういうソースって、 フレンチ食べに来た って感じがして 大好きです
また パンが 進んじゃう
そして メインは 私が 「和牛もも肉の ハンバーグ仕立て」 わがままを言って フランス風~ にしてもらいました。
フランス風 って言うのは ハンバーグの生地の 周りに 玉ねぎのみじん切りをまぶして焼いたものだそうです。
玉ねぎが、 甘くって 香ばしくって 何とも言えません
ム ム ムーーー 付け合わせは 私の大好きな クスクスじゃあ ありませんかぁ
本当は、違うものが付く所を
クスクス好きの私のために 特別に添えていただいたみたいです
旦那さまは 「越後和豚もちぶたロース肉の 蒸し焼き」 を チョイス
おっと、少々フライング気味ですが、 撮りました
かなり ボリューミーです でも、 さすが 旦那さま
肉食系だけあって (
) ぺろり
そして この日最大の失敗 デザートが出てきた瞬間 あまりに舞い上がってしまい 「桃のコンポート・モンバジャックの香り」の写真を
撮り忘れてしまいましたぁ~
なので、 デザートの3品目 「チョコレート の パヴェ」 の センムさん が描く 芸術的な あやめ の写真で 勘弁して下さい
ね?スゴイでしょ?
アングレーズ(カスタード)ソースに、 ぶどうジュース・オレンジジュース 抹茶ソースで こんな素敵な絵が描けちゃうんですから・・・
料理は美味しいのはもちろんですが、 デザートで こんなにも 余韻を残せるって・・・
ケーキや、デザートに 携わる1人として 私も そんなパティシエにならなくちゃ と 思わせていただいた1日でした。
ごちそうさまでした~
(満腹)
お中元
毎年 7月の 第一木曜日は、 私が 修行させていただいた 「シュマンドール」さんに
ご挨拶に行く日 と 決めています。
旦那さまと一緒に ご挨拶がてら 食事の 予約も します。
普段 外食というと 旦那さまが たいそう()お酒を飲むので
居酒屋さんか、ラーメン屋さん というパターンが 多いのですが・・・
たまには、滅多に着ない ワンピースなんか 着ちゃって、パンプスなぞ履いて 出かけるわけです
そんな日は 楽しみ半分 緊張 半分・・・
なんせ 師匠を目の前に カウンターで 食事をするわけですから。
でも、そんな思いも 取り越し苦労で 料理が運ばれてくれば
すっかり 忘れています。
私は、ブログを始めて まだ 間もないものですから
まず 最初に アミューズとして運ばれた 「ジラルデの オニオンタルト」 の写真を 撮らずに
つい フライング してしまいました
なので、2品目の とうもろこしの冷たいヴルーテ から
ただの コーンポタージュではありません。全くの 別物です。
浮き身は、シューを小さく焼いた物と、クリスピーなベーコンでした。
次は、 「海老のラビオリ、キャビアドールとキャベツのブレゼ添え」
キャビアドール(金のキャビア)って トビウオの卵なんですって。 プチプチが いいアクセントです。
もちろん、海老の上に乗った白トリュフも それ以上のインパクトでしたが
次は 「つぶ貝とズッキーニのグラッセ バジルの香り」
火を通してあるのに、つぶ貝の柔らかさに驚きです。
そして 「真夏のラタトゥイユと 鴨のフォアグラクレーム
この料理が、お酒に合わないはずがありません
旦那さまは、最初のビールから
グラスの白ワイン そして赤ワイン と みるみる
飲み干していきます。
私も、この時点で パンを2個完食 よくある過ちですが、つい食べ過ぎちゃいますよね。
どれを見ても、1皿の中での 色彩、味のアクセントが それぞれ工夫されていて
とても 勉強になります。
そして 料理は お魚~メイン~ お楽しみのデザートへと・・・
おっと、もうこんな時間 続きは また 後日
早朝ゴルフ
昨日の木曜日は 週1回のお休みでした。
そんな朝は、少しくらいゆっくりさせてもらって、朝食も ゆったりとした気分で食べて
「あまちゃん」 見て・・・ な~んて 予定を立てていたら 甘い甘い
旦那さまの 「早朝ゴルフ 行きたい 」 と言うわがままで、
付き合うハメに なりました。
もともと 早朝ゴルフは、 ハーフ(9ホール) だけだし しかも
スイスイ回れるので 終わった後は お休みの日を有効に使えるので 嫌いではないのですが・・・
この日は、もう一人 参加者がいて、終了後は 仕事に直行するとの事。
なので、1番早いスタート、 なんと 5:30です
朝は、4時に起こされて 準備 さすがに 眠いです
ゴルフ場は、家から 20分の所にある 大間々カントリークラブ
山々は、霧でかすんでいます。
ヤル気満々の旦那さまは なんと いきなりのバーディー発進
さすが 気合いが違います。
やってるうちに 私もだんだん調子が出てきて、楽しくなってきました。
終わってみれば、 私の3打リードで 終了
こんな 早起きをして スコア ボロボロだったら 踏んだり蹴ったりですけど まあまあだったので よしとするか
旦那さま いつでも 挑戦は お受けしますよ~